移住といっても、
東京から地方への移住と地方から東京への移住では
費用や生活の変化など違うことがとても多い。
ここでは主に、
地方から東京へ移住する場合に考えるべきことや
移住のための支援機関のサービスなどについて解説する。
東京へ移住する費用は?仕事はどうする?
引越しにかかる費用の相場は、
個人差はあるものの一人暮らしでも40万円くらいと言われる。
実際には、移動距離や繁忙期など、
時期によって移動だけでも3万円~13万円くらいとかなり幅がある。
自治体の定住支援と言うと、
東京などの大都市から地方や過疎地域への移住に対して支援される
補助金を指す印象が強いのではないだろうか。
しかし、実は東京23区の一部でも
その区へ引っ越す人に対し、引っ越し費用を補助する制度がある。
例えば新宿区。
民間の賃貸住宅に「義務教育修了前の子供」を扶養している世帯が引っ越す場合、
区外から新宿区内への転居なら礼金と仲介手数料最大36万円まで。
引っ越し費用最大で20万円まで出してくれる。
区内での引越だと、
転居前後の家賃の差額を2万円まで最長2年という期限付きで出してくれる。
その他にも家賃助成があり、
学生や単身勤労者は月に1万円を最長3年間、
子育て世帯は月に3万円を最長5年間助成してくれる。
なかなかありがたい補助金ではないだろうか。
自治体はこのように様々な支援をしてくれるが、
それ以外に補も助金ではないが民間のサービスもある。
東京への移住を決める前に仕事がもう決まっていない場合、
仕事と同時に住む所を探す若者のサポートをしてくれる
Tokyo Diveもある。
仕事だけでなく東京に住んでみたい、
東京をしばらく旅行してみたいという人も利用できるサービスだ。
実際に東京に住んでいる人との交流もあるから情報交換もできる。
東京で移住におすすめの場所は?交流ガーデンで聞ける?
移住を考えている人が情報を集めるのに
おすすめのサイトやセンターを紹介する。
まず東京には移住相談センターがあるが
「ふるさと回帰支援センター」というのが正式名称だ。
東京から地方に移住したい人が
各地方の移住相談員から説明を聞いたりセミナーを受けたりできる。
正確な情報が豊富に得られるから安心だ。
また、全国移住ナビというサイトには「移住・交流情報ガーデン」があり、
地方移住のために中央区京橋で開かれている相談会や就農セミナーなど
多くの情報が載っている。
東京都は多摩・島しょ地域を対象としていて、
都心など23区の情報は少ない。
多摩・島しょ地域の一つ、東京都の奥多摩町では、
定住を目的として住宅の新築や改築などをした人に補助金の交付や、
金融機関からの資金借入に対する利子補給を行うという支援がある。
東京かどうかに関係なく、
移住には時間もお金もかかり無料とはいかないが、
補助などを賢く使ってもらいたい。
東京に移住するならここで間違いないという
おすすめの場所を決めるのは難しいと言うのが個人的な意見だ。
通勤や買い物に便利なところであれば
ラッシュや渋滞がひどく家賃が高い。
郊外や山間部になると通勤時間がかかったり
ほしいものがすぐ買いに行けなかったりする。
その人が何を重視するかによって住みやすいところも変わる。
事前によく情報収集して、
自分にとっての「おすすめの場所」や
「避けたい場所」を見つけておくことを勧める。
まとめ
東京への引っ越しや移住に補助はないと思わず、
自治体の補助や支援をよく調べて、
それも含めて移住先を選ぶのが賢い方法だ。
そして、移住相談センターのような信頼できるところで
専門的な知識のある人から正しい情報を得てよく考えて決めること。
「住めば都」のような気持ちで
徐々に慣れていくことが移住を成功させるコツだ。
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