キリバス共和国は
いくつもの島々からなる国で、イギリス連邦加盟国。
国名を聞いたことがある人自体少ないのに、
ましてキリバス人のことはよく分からないはず。
そこでこの記事では、この国の人口や
キリバス人について紹介する。
キリバス人口ってどれくらい?キリバス人は韓国に多いの?
キリバスの人口は約11.6万人。
太平洋にある島々の
群島国家のひとつである。
日本との時差は+3時間ほどである。
約33の環礁があるため、
世界第3位の排他的経済水域をもつ。
太平洋の真ん中にあり、
世界で一番早く日付が
変わるという特徴も挙げられる。
キリバスはイギリス連邦加盟国なので、
主な言語は英語とキリバス語である。
キリバスは、世界的な温暖化の影響により
将来、海面上昇により沈んでしまうことが
懸念されている国でもある。
国の半分以上が水没の危機にあり、
国民の移住計画が進められている。
2014年当時のフィジーの大統領が
キリバスが水没した場合、全国民を
フィジーに移住させる用意があると表明している。
それほど水没の危機は迫っているのだ。
国民のほとんどがミクロネシア人で、
その他ヨーロッパ系や
韓国系などの混血もいる。
キリバス政府は、
日本や韓国の漁業会社と合同の会社を設立し
巻き網漁業など行っている。
その関係で
日本や韓国にも
少なからずキリバス人がいる。
キリバス人とカツオの話…どんなもの?写真も紹介
前述した合同会社により、
キリバス単独では資本金や技術面が改善。
それまで手を出せなかった
キハダ・カツオの巻き網漁が
できるようになった。
キリバス人は視力が良く腕力も強いので、
カツオの一本釣りに向いているとして
日本のカツオ漁船の組員になっていることもある。
日本の漁港によっては、日本人よりも
キリバス人のほうがカツオ漁船に
多く乗っていることもある。
それもあり、日本人がカツオを食べられるのは
キリバス人のおかげとも揶揄されている。
キリバス人が漁業の技術をもつことは、
キリバスだけにメリットがある訳ではない。
後継者問題で悩まされている
日本の漁業を支えることにも繋がっているのだ。
キリバス人が日本を
移住先の一つとして選ぶのは、
双方にとってのメリットがあると言えるだろう。
キリバスと日本が協力し、
キリバスのカツオ漁師養成学校では
日本語も教えている。
そこで優秀な成績をおさめた
半数の生徒が日本で
カツオ漁師として働いている。
キリバスで一番多い
ミクロネシア人種のキリバス人の特徴は、
顔だちがはっきりしていること。
ミクロネシア人には美人が多い。
褐色の肌に黒髪が
特徴として挙げれる。
性格は明るくフレンドリーな人が多い。
キリバス人は、観光客と
気軽に写真を撮れるくらいフレンドリーである。
島国で娯楽も少ないため、
空港の飛行機の発着は
子供たちにとって大きな娯楽となっている。
キリバス人の写真を紹介する。
https://www.jica.go.jp/chubu/topics/2017/20170627_01.html
まとめ
地球温暖化が問題視されてから
ずいぶん経っている。
温暖化によるオゾン層の破壊や、
北極圏の氷が解けて
動物の居場所がなくなること、水面上昇の問題もある。
近年世界中でみられる異常気象や
それにともなう食物連鎖ピラミッドの乱れ。
どれもニュースなどで
一度は耳にしたことが
あるのではないだろうか。
日本でも、夏の気温が異常に高かったり
大型台風が頻発して甚大な被害をもたらしたり、
暖冬でスキー場に雪が足りないといった問題に直面している。
キリバスは、
国がなくなる危機に
脅かされている。
国土のほとんどがサンゴ礁でできていて
高さがないという違いはあるが、
日本も同じ島国として他人事ではない。
自分が生まれ育った国がなくなるということは、
想像しただけでも悲しいことである。
今からでも、
ひとりひとり環境に配慮した
生活を送ることが必要になってくるだろう。
キリバス旅行にハマっているのは、
自分と同じく霊感もないのに生まれ変わりを信じている村雨(笑)。
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