パレスチナなど、日本人からしたら
治安の悪いイメージのある国、イスラエル。
地中海に面するキリスト・ユダヤ・イスラム教の
聖地とされているが、さすがに移住の情報は少ない。
そこでこの記事では、イスラエルに
移住するための条件などを考察してみる。
イスラエルに日本人が移住!条件やデメリットは?
イスラエルは西アジアの国であり、
紛争など危険なイメージもあるが、
実際は国のほとんどが安全な国である。
もちろん紛争地帯などは危険なので、
そこには不要に近寄らないことが前提である。
紛争が起きやすい国でもあるので、
街中に監視カメラがあったり、警備がいたり、
国民自身が平和に過ごそうという努力が垣間見れる国である。
公用語はヘブライ語やアラビア語だが、
エルサレムなどでは英語が使える人も多い。
英語さえ話すことが出来れば、
生活をするのに苦労はしないだろう。
イスラエルに日本人が移住する条件は、
海外諸国と同じくビザを発行することである。
観光ビザは約3か月ほどで発行される。
それ以外は学生ビザや労働ビザ、
カップルビザなどがある。
イスラエルでの生活費は
全体的に日本よりも安く、
移住するメリットの一つである。
しかしレストランなどの外食は
割高になるというデメリットもある。
生活費自体は安く低予算で暮らせるが、
その分賃金が安いということも
頭の片隅に置いておくといいだろう。
現地で仕事をするにしても、
英語はまず最低話せたほうがいい。
しかしヘブライ語なども話せないと、
仕事にならない日もくる。
働きながら
ヘブライ語を学ぶ努力も必要になる。
現地の人より多くの
努力をしなければならないが、
賃金は安い。
そのことを我慢できるか、
それでも耐えて努力を続けられるか、
しっかり考えて移住したほうがいいだろう。
ユダヤ人のイスラエルへの移住…移住者の話
イスラエルの総人口は約800万人であり、
そのうち約75%がユダヤ人で、
20%がアラブ人となっている。
イスラエルではユダヤ人の定義を、
帰納法により、ユダヤ教信仰と
母親がユダヤ人としている。
1948年以降、
イスラエルに移住したユダヤ人は
約330万人にものぼる。
イスラエルは世界でも指折りの
経済格差がある国である。
言い換えれば
貧富の差が大きい国だ。
生活費が少なくて済むが、
その分給料も低い。
生活コストに惹かれてきた
移住者は後悔する点である。
優秀な人材ならば、
アメリカやヨーロッパなどより
給料が高いところへと移住するものもいる。
イスラエルから優秀な人材が
他国へ流れるのはとても
残念なことである。
2013年に、イスラエル頭脳獲得プログラムという
優秀な人材を呼び戻す策がとられたが、
成功せず計画は中止となっている。
夫婦共働きでも月収は合わせて4,000ドルほどだったが、
アメリカへ移住したとたん3~4年で、
月収がイスラエルにいたときの10倍となったという話も聞く。
子供との時間もでき、イスラエルにいた時より
金銭的にも精神的にも充実した生活をおくれているという。
そうなると、やはり母国であっても
イスラエルに住み続ける理由はないので、
他国への移住者が増えるということも頷ける。
まとめ
宗教的な紛争などで危険なイメージがあったが、
外務省などで発表されている危険レベルは
国のほとんどでレベル1である。
国民が自ら
平和を作り上げようする
姿勢も素晴らしい。
しかし、賃金などの安さがネックで、
優秀な人材が他国へ流出するのはもったいない。
優秀な人材が
自国で活躍することで、
貧富の差なども縮まりやすくなるだろう。
イスラエルへの移住を考えているのは、聖書オタクの海野。
自分と同じく戦争映画が嫌いだ(笑)。
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