ミャンマーという国は、自分の中では、遺跡や寺院などの
観光地があるという程度のイメージしかない。
ミャンマーで、どのような人達が
どんな生活をしているのか何も知らない。
だが、ミャンマーの都市ヤンゴンでは
在留日本人が大幅に増えている。
彼らはミャンマーへ移住し、
どのように暮らしているのだろうか?
ミャンマーに移住する方法!ビザの条件は?
ミャンマーはかつてビルマと呼ばれ、
日本と深い縁がある国である。
海外に新たな工場を建設する時には、
東南アジア諸国の中でも
ミャンマーは有望視され、注目を集めている。
日本人は、
ミャンマーと隣国のタイを
両方旅行することがある。
タイとミャンマーは、日本から見ると
移住先として大きな違いがないように
思いがちだが、経済も文化も全く異なる。
隣国との違いから、可能性やリスクを知ることで、
ミャンマーという国を具体的にイメージすることができる。
ミャンマーに移住する方法として、
まずビザが必要である。
ビザには観光ビザや、
ビジネスで必要な商務ビザなど
様々な種類がある。
ミャンマーでの移住条件として2016年から、
ミャンマーの外国人永住権ビザの申請を
行うことができるようになった。
ミャンマーでの移住手続きをするには
いくつかの条件を満たす必要がある。
・技術者、投資家、ミャンマーの社会や発展に貢献できる仕事をもっている
・ミャンマー人と配偶者や子供など家族関係を持っている
ミャンマー移住権(永住権)を取得できれば
5年間滞在することができ、
その後の延長も可能である。
永住権は、ミャンマーで
研究活動・ビジネスを行っている人達にとって、
利便性が格段に優れている。
永住権取得が可能となったのは、ミャンマー政府が
ミャンマーの発展に繋がるよう、専門家や学者を受け入れ、
投資・研究に力を注げる環境を整えたことにある。
また、投資家を受け入れることで
ビジネス展開を発展させていき、
国を大きくしていくことを目指している。
ミャンマーに移住!生活費や仕事、デメリットは…
ミャンマーへ日本人が
移住するケースは
年々増加している。
日系企業が多く進出していることもあり、
ビジネスで訪れる日本人も多い。
他国と比べて治安も良い。
日本人の多くが住むことになるヤンゴンは
スラム街や危ない地域が少なく、
真面目で優しい人が多いのも特徴である。
ミャンマーでの生活費
ミャンマーへ移住を考えた場合、
どのくらいの費用がかかるのだろうか。
まず家賃だが、
数年前からの物価高騰により、
下手をすると日本の物件よりも家賃が高い。
需要に対して
物件が少ないことが要因になっている。
現在住宅の建築は進んでいるが、
しばらくは現状が続くと予想されている。
その他の生活費について。
まず、ミャンマーは水が安い。
熱帯気候で暑いため水は常に必要だが、
水1リットルが約20円程度で、
コーラやポカリスエット等も日本と比べると格段に安い。
一方で国内で収穫できないものも多く、
米や葉物野菜以外は輸入に頼っており、
金額も高めになっている。
外食の場合、ローカルレストランは
日本とは比べ物にならないほど衛生環境が悪い。
慣れていても、
お腹を壊す可能性がある。
衛生環境の整ったレストランは、
日本で外食をする場合と
ほぼ同じくらいの出費となる。
電車やバスなどの交通費は
10円程度から利用することができる。
だが、英語での案内が無かったり
路線を理解するのが困難であるため、
外国人は必然的にタクシーを利用することになる。
タクシーの料金は日本の1/5ほどである。
ミャンマー移住者のブログによると、
水道の蛇口をひねると茶色い水が
出てくることがあるとのこと。
家事で使用する水は全て
ミネラルウォーターでまかなう必要があり、
とても高くつくとのことだ。
ローカルレストランを避け、
衛生環境の良い日本食レストランを利用した場合、
東京と同じかそれ以上のコストがかかることもあるという。
もしミャンマーへ移住する人に
プレゼントするとしたら、
必需品である胃薬・胃腸薬をお勧めする。
ミャンマーでの仕事
ミャンマーに移住した日本人が
どのような仕事をしているのか、
いくつか紹介する。
日本の現地企業で
仕事をしている日本人が
数の上では一番多い。
当然だが、不動産会社一つにしても
日本の不動産事情とは全く違い、
説明するのも困難で戸惑うことが多い。
その他には
・人材紹介や移住サポート
・アクセサリーの製造販売
・日本食レストランのスタッフ
などで、日本人が活躍している。
ただ、他の東南アジアでよく見られる
日本人が働く日本人観光客のための土産店は、
ミャンマーにはほとんど無い。
ミャンマーは国内情勢が不安定であったり、
治安悪化問題、インフラ環境の未整備、
法制度の不明瞭さなど。
ミャンマーへ進出する上での
デメリットも現時点では抱えている。
道の整備が不十分であったり、
交通状況もあまり良くないため、
日本で仕事するよりも不便に感じる点がいくつか出る。
まとめ
ミャンマーはまだまだ発展途上国であり、
観光整備や仕事面での環境も
徐々に整ってきている。
日本とは価値観も習慣も全く異なるため、
始めは苦労することも多いだろう。
だが、ミャンマーの国や
ミャンマー人の理解を深めることで、
ミャンマーでしかできない生活や仕事が待っている。
日本との架け橋のような
仕事をしている日本人も多く、
存在し成長を遂げつつある。
是非一度、ミャンマーへ
足を運んでみてはどうだろうか。
ミャンマーに移住を計画しているのは、
自分と同じくピータンに目がない谷村(笑)。
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